簡化24式太極拳編者の理論解説と歴史
著者:李天驥
頁数:300頁
判型:A5判
この一冊で太極拳の全てが解る
24式太極拳の編者にして太極拳の父・李天驥老師が、八十年の武術・太極拳人生の集大成として日本の愛好者に贈る決定版。
簡化24式太極拳の解説はもちろん、健身のための功法である八段錦、太極養生十三勢功なども紹介する。
また実践的解説と同時に理論面も充実。
「太極拳とは何か」という根源的な問いから始まり、太極拳の歴史まで学べるようになっている。
CONTENTS
第一章 太極拳の理論
◎太極拳とは
◎『太極拳論』と『十三勢歌』
◎太極拳の起源、発展と流派
武当山の道士張三豊(峯)
八世紀の許宣平
十四世紀の陳卜
十七世紀中期の陳王廷
蒋発と山西省の王林禎
伝統太極拳
陳式・楊式・呉式・武式・孫式
制定太極拳
簡化二十四式・八十八式・四十二式・四十八式
◎太極拳の運動形式と特徴
運動形式
運動の特徴
◎健身作用
神経系統・心臓・血管・呼吸系統・骨格・筋肉
第二章 簡化二十四式太極拳
◎簡化二十四式太極拳の図解
太極拳の音楽
◎太極拳の練習における三つの段階
基礎段階・熟練協調段階・内外相合段階
◎初心者への注意事項
第三章 健身のための功法
◎中国古代の導引術 八段錦
八段錦の図解
◎太極養生十三勢功
太極養生十三勢功の図解
◎頴超夫人の保健体操
どのように慢性病と斗うか
第四章 私が歩んできた道
◎中日友好の花と賛歌
太極拳の発展史における壮挙
周恩来総理が植えた「友誼の花」
◎我が武術生涯六十年
七歳にして父に従い武術を習う
十六歳で武術の道を志す
十年間で名を隠して解放を待つ
解放後再びめぐってきた武術
四十歳にして北京へ飛ぶ
簡化二十四式太極拳の制定
一門三代八十年
著者:李天驥(リーティエンジー)
1914年旧暦12月20日に中国河北省に生まれ、幼少より父に従い武術を習う。太極拳、推手、形意拳、八卦掌、武当剣、少林拳を得意とする。1931年山東国術館を卒業した後、同国術館の教師になり、1938年からハルピン、天津、市国術連合会主任、ハルピン工業大学武術講師。1954年新中国始めての中国武術チームの教練に就任、1955年から、国家体育運動委員会武術処に勤務。1956年「簡化24式太極拳」創作編集に従事、1964年中国武術協会副秘書長、1979年武術国家級審判員、中国体育学学会理事、日本に数回にわたって太極拳を指導。「太極拳運動」、「六路弾腿」、「形意拳術」、「武当剣術」、「武当絶技」など多くの武術著作がある。