呼吸を合わせて、動作を連動させて……、
「二人の調和で太極拳になる」という、太極拳の新しい楽しみ方!
著者:江口英顕
頁数:274頁
判型:B5判
二人の調和で太極になる
「二人でできる太極拳」は、二人で組んで動くことのできる太極拳です。
一人で行う通常の太極拳と同様「衰えない身体」をつくるとともに、相手に触れたまま互いの重心を感じながら動くことで「身体の隅々まで行き届いた神経」を磨きます。
また、自分勝手にならずに「譲るように動ける柔らかな心」も養うことができます。
一人で行う太極拳でも、身体や技に意識が通い、より高いレベルの表現ができるようになるでしょう。
CONTENTS
「二人でできる太極拳」の概要
(1)「江口式太極拳」のポイント
(2)18の「二人でできる太極拳の心得」と、3つの要点
(3)江口式太極拳の構成内容
(4)江口式太極拳の練習の順序と段位
(5)18の「太極イメージ」の個別練習
《太極イメージ1 磁石の力で手を上に》=【必然で動く】
《太極イメージ2 三角形を作る》=【争わないように動く】
《太極イメージ3 腕を肩に固定して動く》=【意識して動く】
《太極イメージ4 グラスをフック》=【しがみつかないで動く】
《太極イメージ5 ローラーを手前に》=【貼りついて動く】
《太極イメージ6 手を螺旋状に上に》=【相手と調和するように動く】
《太極イメージ7 腕を重力で下に》=【自然法則で動く】
《太極イメージ8 Tの肘》=【弱者の立場で動く】
《太極イメージ9 回転ドア》=【相手のエネルギーをもらって動く】
《太極イメージ10 両手でボールを抱える》=【力を抜いて動く】
《太極イメージ11 大きいハンドルを回す》=【引きながら推して動く】
《太極イメージ12 シーソーを平らに》=【結果を求めずプロセスを大事に動く】
《太極イメージ13 風船を結んだ指を上に》=【対抗意識を捨てて動く】
《太極イメージ14 小鳥を乗せた指を前に》=【いささかの圧力も加えないように動く】
《太極イメージ15 手のセンサーで重心を探る》=【見えないポイントを見抜いて動く】
《太極イメージ16 肘で釘を抜く》=【テコを使って動く】
《太極イメージ17 腕のアーチでキャスターをはじく》=【心を留めないで動く】
《太極イメージ18 バネのついたボールを横に》=【反転してから動く】
(4)足パターンについて
13式
15式
24式
34式
70式
太極拳の行動原理としての老子18のキィワード
太極拳の起源と老子の思想
《老子キィワード1》「必然で動く」
《老子キィワード2》「争わないように動く」
《老子キィワード3》「意識して動く」
《老子キィワード4》「しがみつかないで動く」
《老子キィワード5》「貼りついて動く」
《老子キィワード6》「相手と調和するように動く」
《老子キィワード7》「自然法則で動く」
《老子キィワード8》「弱者の立場で動く」
《老子キィワード9》「相手のエネルギーをもらって動く」
《老子キィワード10》「力を抜いて動く」
《老子キィワード11》「引きながら推して動く」
《老子キィワード12》「結果を求めずプロセスを大事に動く」
《老子キィワード13》「対抗意識を捨てて動く」
《老子キィワード14》「いささかの圧力も加えないように動く」
《老子キィワード15》「見えないポイントを見抜いて動く」
《老子キィワード16》「テコを使って動く」
《老子キィワード17》「心を留めないで動く」
《老子キィワード18》「反転してから動く」
著者:江口英顕
1944年生まれ。慶應義塾大学在学中に空手部に所属。1978年中国出張の折りに太極拳に出会う。鉄鋼貿易会社を経営する傍ら「二人でできる太極拳」及び「老子」の研究に努め、現在に至る。