督脈通陽法で治療効果を高める──
商品説明
本人の体質・環境に合わせた“現場”の灸法を公開!
著者:藤井正道 貢数:159貢 判型:B5判 日本人の体質・環境に合わせた “現場”の灸法を公開! 開業鍼灸師、鍼灸学生の不満・疑問を解消! 「教科書には色々と難しい病名と治療法が載っているけれど、腰痛や肩こり、膝の痛みの患者さんしか来ない」「慢性腰痛に対する良い治療法が見つからない」「寝違いの患者さんの治療効果が持続する方法はないものか」…等々、あらゆる不満や疑問に対する答えが本書にあります。日本において中医学的鍼灸の臨床を行うための実践的な手引書としてご活用ください。 CONTENTS Capter1 基礎編 1.灸法の効果と利点 ・湿邪と灸法 ・日本人の食生活と湿邪 ・日本の生活習慣と湿邪 ・日本の気候と湿邪 2.灸法の種類と作用 ・灸法の分類 棒灸/箱灸/透熱灸と知熱灸/灸頭鍼/隔物灸/火鍼/鍼+灸が効果的 3.治療効果を高める督脈通陽法 ・督脈通陽法とは ・督脈の作用 ・督脈通陽法の方法 Capter2 臨床編 1.灸法の即効性 ・穴性の時間差について 補血の場合/補気の場合/補陽の場合 2.季節による灸法の考え方 ・季節ごとの湿邪と治療上の注意 ・春は疎肝理気+通陽 ・寒い夏には利湿+通陽 ・秋には補陰 ・現代日本の冬には温和な灸 3.適応症を着実に治す ・適応症の治療 ◎風邪症候群 ◎寝違い・頚の痛み ◎打撲 ◎スポーツ障害 4.灸法が奏功する婦人科疾患 ・女性特有の症状にも有効 ◎生理不順 ◎生理痛 ◎その他の婦人科疾患 性器不正出血/月経前症候群/更年期障害/子宮筋腫/子宮内膜症/ 乳腺炎/乳汁分泌不全 ◎妊娠・出産と鍼灸 不妊症/妊娠・出産 5.灸法が奏功する現代病 ・日本的中医学の実践 ◎花粉症 免疫システムの誤作動を正常にする鍼灸治療/花粉症の鍼灸治療 ◎うつ病・パニック症候群 うつ病をどう見るか/うつ病に伴う症状/病は絡に/奇経の解説/ 本治標治の差異の縮小 ◎腰痛を伴う心身症 急性の腰痛は比較的簡単に治る/腰痛の見方は大きく変わった/ 画像だけでは痛みの原因はわからない/治らないという呪縛/ 腰椎椎間板ヘルニアの中医学的分析/全ての慢性腰痛は心身症である/ 喜びが陽気を活性化し通陽通路で気滞をとる/腰痛の標準治療 |
著者:藤井 正道(Fujii Masamichi)
結(ゆい)針灸院院長。鍼灸師。関西中医鍼灸研究会世話人。文革期の中国針灸はり麻酔等から学び始め、中医学に出会う。横山瑞生先生、兵頭明先生、木村律先生、邵輝先生に学ぶ。日本の気候文化風土に適合した中医学的針灸を研究し、独自の実践灸法を提示する。実践の中で理論を検証、再構築する現場主義者。生涯臨床家、街の治療家でありつづけることを目指す。漢方薬と鍼灸の専門誌『中医臨床』に臨床論文、連載記事執筆多数。