ペットロスの悲しみが愛と感謝と希望に変わる
著者:前田理子、覚大
判型:四六判
頁数:248頁
発売日:2025年2月21日
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ありがとう。ずっと大好きだよ
無条件の愛の絆は永遠に続く
アニマルコミュニケーターと現役医師の僧侶による、ペットロスを癒す一冊。
喪失感を3つの視点から癒す初の試み
①ペットからの目線(アニマルコミュニケーションの豊富な実例)
②臨床の目線(獣医師による見解をリポート)
③仏教的な目線(僧侶の立場から解説)
「本書は、前半が悲しみ方について、後半部分は死後の世界のことで構成されています。ペットの死後の世界は、大いに関心を持ちながらも迷っている飼い主さんが多いものです。そこで、人間の死後の世界とペットの死後の世界を、比較しながら解説します。あなたは、ペットの死後の世界を知りながら、同時に自分の死後の世界についても知ることができるのです。」(前田理子)
「本書の原稿を書いているうちに、現役獣医師にペットの死生観、旅立っていくペットたちへの接し方などについての本音を聞いてみたくなりました。獣医師の見解は、本書の視点を別の角度から広げ、読者のみなさんの心に届く深い内容になったと思います。」(覚大)
実は本書には、「影の立役者」がいました。
それがトイプードルのレオ君です。
額に写り込む不思議な金の光がつないだ二人の縁と、本書誕生までのシンクロニシティが重なったストーリーもご紹介しています。
CONTENTS
●はじめに
悲しみ方の羅針盤(前田理子)
悲しみの湖にさし込む一筋の光のように(覚大)
●第1章 なぜ、ペットの死はこんなにも悲しいのか(前田理子)
ペットは最初に、元気な姿をみせてくれる
身体はなくなったけれど意識はちゃんとあるんだよ
悲しみは孤独の深さと思い出の数、役割の多さに比例する
ペットの役割は子育てから親の介護と看取りまで
涙は身体のデトックス&心のリラックス
心に溜めた我慢は身体の不調となって表れる
「ごめんね」泣きから「ありがとう」泣きへ
あなたの思いをハートのチャクラにしみ込ませる
愛のチャクラに愛しいペットへの思いを込める
●第2章 悲しみのプロセスを知ろう(前田理子)
自分を守るための否定の時期
交渉と怒りの時期
あきらめと優しい落ち込み
受容 Aさんとさくらのケース
あの子を感じられる呼吸と脳波
愛しい子の存在を感じられるとき
インナーチャイルドを癒そう
自分の心の井戸に垂直に下りてみよう
相手を許せて自分も許せるようになる
●第3章 終末期を看取る獣医師の本音(覚大)
獣医師からみたペットの死
ペット達の輪廻転生
安楽死をどう捉えるか?
延命治療は必要か?
ペットたちの死生観
●第4章 ペットたちは死ぬことをどう思っているのか?(前田理子)
自分のタイミングで逝くことが一番の幸せ
古くてボロボロになった重いコートを、ママはいつまでも着ている?
命がなくなるより悲しいのは、「必要ない子」と思われること
安楽死という選択
私たちは自分の怖れをペットに重ねてみている
人間とペットの死生観の違い
ペットが死にたくないといってくる理由は二つ
●第5章 人の死と死後の世界、転生(覚大)
人間の死とは何か?
人の死後の世界を仏教的にひも解く
悠大な輪廻転生の流れ
死へ旅立つ前の経「枕経」
チベット仏教には「死者のための書」があった
3段階のバルド
『死者の書』が現代に投げかける意味は?
生と死は境界のない時の流れ
【コラム】 六道と四聖
●第6章 人間の転生とペットたちの転生(前田理子)
死ぬ前から逝く準備は始まっている
枕経と同じ効果がある飼い主さんの言霊
人間の転生コースのおさらいとペットが行く道
転生コースへ進む魂は霊界の落第生
旅立ったあとのペットたちが進むコースは人間と違う
ペットたちの魂はバルドと同じ領域に保持される
ペットたちは神から派遣された人間のガイド
この物質界は心、霊界は理性の世界
ペットの転生説がたくさんある理由
6人の盲人と象
●第7章 あの世で会う この世で会う 全体の中にあの子をみる(前田理子)
古代霊シルバーバーチ
あの世で飼い主さんを待つ子との再会
虹の橋は本当にあるのか?
死の衝撃を和らげる経&ペットと再会するメッセージ
何十年も待っていてくれますか?
再会は霊界にも通用する三つの約束のあとにかなう
32年ぶりに再会したトムとさいとうともみさんの実例
ダイヤの中の一つのきらめき「類魂」
類魂に融合されていくどうぶつ達
イルカ漁で命を落としたイルカのBOY
まばゆい光の輪、完全な調和の円
どんな再会にするかは飼い主さんしか決められない
●第8章 愛について(前田理子)
どうぶつたちの愛はなんの条件もつかない無償の愛
この子があの子(前の子)の生まれ変わりか事前に確認したい
僕はもう、やることを決めているよ
僕はお母さんを見守っているからね
愛する子があなたの中で新たな命として生きる
●おわりに
おわりははじまり(前田理子)
宇宙を駆ける愛し子を思う(覚大)
前田理子(まえだ りこ)
17年間のペットシッター業務に従事する中でどうぶつたちの幸せは飼い主の心のあり方によると痛感する。2014年アニマルコミュニケーターとして始動。正確なリーディングに裏打ちされた丁重で心に響くセッションが評判となり、各種メディアに取り上げられる。横浜国立大学で、保護犬猫のセッション事例を講演するなど普及に努める一方、2022年より、アニマルコミュニケーター養成講座を開講。後進の育成にも力を注いでいる。著書に『魂はずっとそばにいる』(ビジネス社)『ねこ瞑想』(辰巳出版)。
覚大(かくだい) 〈真言宗妙見山龍王院〉
「脳と心の関係性、心はどこにあるのかを突き止めたい」との熱い思いを抱いて、脳を直視できる脳神経外科医となる。国内の救命救急センター勤務を経て、イギリス、アメリカ、ドイツに留学。帰国後開業し、手術対象となる脳疾患のほか、認知症の治療に心血を注ぎ、あらゆる不調を訴える患者の助けとなってきた。一方で心のありかを突き止めるというライフテーマにも着手。病に苦しむ人の心に手を差し伸べる「魂外科医」でありたいと発願し、宇宙の真理に目を向け出家得度。現在は悩める人の心に光を注ぎ、死という心身の移行時の迷える魂に光を指し、より強く、より優しく生きるための水先案内人の役目も果たしている。