著者:岡島瑞徳
頁数:280P
判型:A5判
身体は、小さな宇宙
=“曼陀羅”だった
調息整体は、生命を護り高め育てていくものです。その体系は「型」に込められています。本書では、身体の無限の可能性を拓く整体における、普遍の「型」を初公開。 正しい「型」は、あらゆる分野に通じる普遍性を有するといえます。整体・手技療術専門家、武術家のみならず、身体の可能性を追求する全ての人に贈る天恵の書。
CONTENTS
1基本型
第1回 愉しい気で相手を包む
調息整体/集注法(愉気)/正座/背骨の観察・調律
第2回 正座・蹲踞の型(1)
圧痛のある骨をみつけ出す/肩胛骨はがし(基本三層構造)/後頭
部・頸上・上勁
第3回 正座・蹲踞の型(2)
腹部操法 ─臍の周囲─/腹部操法 ─第一から第五まで─
第4回 蹲踞
正座から蹲踞へ、蹲踞から正座へ/上肢操法の型
第5回 上肢基本操法
上肢第五調律点/上肢第六調律点/上肢第七調律点/上肢連続操法
第6回 中腰の型(1)
全開掌/中腰
第7回 中腰の型(2)
「型」の意味/中腰の意味 ─三側─
第8回 中腰の型(3)
二側の意味/二側の型
第9回 中腰の型(4)
一側について/一側の型
2応用型
第10回 腰痛の操法
応用型の紹介/輿が要であること/腰痛/腰痛操法
第11回 中毒操法(1)
合掌行気法/中毒の体/中毒操法の実際
第12回 中毒操法(2)
頸椎七番の叩打法/胸椎九・七・八番のショック
第13回 救急操法(1)
上質の指導者とは/脳活起神法/背活/深息法 ─集中力の訓練と
して─
第14回 救急操法(2)
自発的稽古/調息整腹気合法/腰活操法 ─打撲全般─/腰活操法
─溺死─/肩の脱臼(鎖骨骨折) ─四十肩操法─/足首の捻挫
第15回 救急操法(3)
無心ということ ─自働運動─/症状別対処法
第16回 中等基礎編(1)
手首の大事/仙椎ショック/持ち上げ(腰椎3番の修正法等)
第17回 中等基礎編(2)
再び、手首について/足首払い/正座あお向けの操法
第18回 中等基礎編(3)
踵の払い/疲労回復の払い/股関節矯正法
第19回 中等基礎編(4)
肘の大事/肩胛骨はがし(第2操法)/肩胛骨はがし(第1操
法)/腰椎のゆさぶり
第20回 中等基礎編(5)
足首の大事/大根足操法/覚醒操法/第1蹠骨の反り ─小股─
第21回 中等基礎編(6)
波の存在/息のリード
第22回 中等基礎編(7)
空間的身体から時間的身体へ/時間的身体の把握への一道程
第23回 中等基礎編(8)
集中力/技術としての集中力
第24回 初等応用編(1)
リズムをつかむ稽古
第25回 初等応用編(2)
リズムのセンスを磨く
第26回 初等応用編(3)
鼻について ─私事に即して─
第27回 初等応用編(4)
腎臓から脳の動きまで関わる系
著者:岡島 瑞徳(おかじま ずいとく)
1947年東京生まれ。ヨガ、気合法、滝行、禅、合気道の修行の後、整体法創始者野口晴哉に深く傾倒し、師事。野口師亡き後、すべての道に普遍の感覚を見出し、これを中心感覚(CS)と命名。以後CSを大きな柱として「調息整体法個人指導法」を体系化し、心身の指導にあたっている。現在、中心感覚研究会主宰。著書に『五感が息づけばからだは蘇る! 新整体入門』(宝島社)、『整体の岡島瑞徳が達人の身体を読む』(BABジャパン)など多数。