著者:高橋結子
判型:A5判
頁数:256頁
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リンパの働きをイラストで表現!
リンパサイクルのしくみがわかりやすい!
ホルモンの働きが具体的に理解できる!
●マッサージを医療としてとらえるフランスの「本場の手技」を紹介!
●セラピストなら知っておきたい知識・技術が満載!
●ほかでは学べない「医療目線」を大切にしたリンパドレナージュ!!
フランスでフィジオセラピスト(理学療法士)として活動していたダニエル・マードン氏が、フランス人外科医ジョン・フランソワ・ドリドン博士からのアドバイスを元に、リンパドレナージュを発展させたマッサージメソッド「アロマプレッシャー」。
これまでのリンパドレナージュの効果をより高める施術として、多くのセラピストから注目されています。
本書では、アロマプレッシャーの基本となる、リンパ、ホルモンの解剖生理を丁寧に解説し、さらに実際の施術を詳しいプロセス写真つきで紹介します!
本書を読めば、セラピストの「手」がクライアントをどれだけ癒やし、そしてセラピスト自身がクライアントにとって、どれだけ大切な存在となれるかを知ることができるでしょう。
「これこそ日本に医療にも必要な、正しいメディカルマッサージだ!」
聖路加国際病院 診療教育アドバイザー
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長
保坂隆氏 推薦!
CONTENTS
●はじめに 身体は心の入り口(Body is the gate of mind)
●第1章 メディカルマッサージのメソッド
マッサージの祖先
日本の現状
不調が改善されたはじめての施術
マッサージは「メディカル」の目線で考える
日本のマッサージに欠けているもの
マッサージの歴史は戦争の歴史
「心・技・体」を融合させたメソッドの実現
●第2章 リンパサイクルの解剖生理
「運動しているからマッサージはいらない」は大きな間違い
私たちの身体の3分の2は水分
体液がよどんだ状態とは?
スターリングの仮説と物質の移動 2つのフォース
5つのフォース(圧・力)の存在
リンパ膠質浸透圧
吸収とリンパ・オブリガトリー・ロード
リンパセラピストのミッション
濾過と拡散
現象を加速させるセラピストの手
リンパ節の「濾過」機能
動脈と静脈と3つの毛細血管
身体のどこに、どのような圧を受けるのか?
2つの解剖学的経路
●第3章 症状を改善する最適な技術
<マトリックスセラピー byダニエル・マードン>
①マトリックスセラピーとは何か
②マトリックスセラピー 筋膜とファッシャ、マトリックス
③マトリックスセラピー 元に戻る力「ヒステリシス」
神経とホルモンの解剖生理
ストレスは身体にどんな影響を与えているのか
神経伝達物質のいろいろ
お腹の脂肪燃焼のカギはアドレナリン受容体とホルモン
腹部のマッサージとホルモン
●第4章 皮膚へのコンタクト
コミュニケーションとタッチ
コンタクトとタッチ
触覚・タクティクルコンタクト
1秒間に1〜10㎝の速さで
心のゆとりと宇宙のリズム
1日7秒、豊かな時間を自分に与える
大いなる宇宙のリズムに呼応しながら
●第5章 リンパ浮腫の施術
浮腫を引き起こす2つの原因
水分と脂肪分の混合浮腫「リポエデマ」
リンパ浮腫へのアプローチ
乳房(切除)と胸郭部治療後の上肢リンパ浮腫を軽減するメディカルリンパドレナージュ
リンパ分水嶺
リンパシステムのリハビリテーション
施術に最適なものを「ツールボックス」から選ぶ
●第6章 リンパサイクルをスムーズに整えるアロマプレッシャーの実践
メディカルリンパドレナージュの手技について
クライアントを迎えるとき
副鼻腔
乳房(切除)と胸部治療後のリンパ浮腫を軽減する
メディカルリンパドレナージュ byダニエル・マードン
背中
胸部
腕
●コラム
アメリカのマッサージ
海水=血液!?
川の魚と海の魚
膠質浸透圧
ペトリサージュと揉捏法
ディープマッサージと手のひらのパッド
ANP、ADHホルモンとマイオカイン
私の手は大きい? 手の大きさとプレッシャー(圧)
少しずつ広がる〝ケアの手〟