著者:川口三枝子
判型:A5判
頁数:264頁
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精油の力って、すごい!
植物の「生きる力」は、芳香成分として私たちを心身の不調から救ってくれます。
本書では、精油のさまざまな効能を持つ化学成分をご紹介し、不調を改善するブレンドを提案します。
フランス式アロマセラピーで精油を選び、レシピをつくり、トリートメントを実践!
化学的エビデンスをもとに精油を提案、精油の力を信じるトリートメントが、身体と心にしっかり作用。
セラピストが自信をもってクライアントを癒やせる一冊!
「精油を的確に使えるようになり、シンプルなアロマトリートメントで、より効果を出せる。そして施術でお客さまにオキシトシンが出て、自律神経も調整されるので、お客さまにより信頼していただき、満足感を持っていただける。
精油を替えたことで、私のアロマセラピー、アロマトリートメントは、よいスパイラルに入っていったのです。」
(「はじめに」より抜粋)
CONTENTS
はじめに 私のセラピスト人生を変えた「アロマの化学」
●第1章 なぜ自律神経の不調は精油で改善するのか?
植物の偉大な力
自律神経のメカニズム
●第2章 精油成分の働き
植物に含まれる成分の分類分け
強壮作用が得意なグループ
フェノール類/芳香族アルデヒド類/
モノテルペン炭化水素類(針葉樹)/モノテルペン炭化水素類(柑橘)/
セスキテルペン炭化水素類(+)/セスキテルペンアルコール類/
ジテルペンアルコール類
調整役が得意なグループ
モノテルペンアルコール類/酸化物類/ケトン類/
フェノールメチルエーテル類/セスキテルペン炭化水素類(—)
鎮静作用が得意なグループ
テルペン系アルデヒド類/エステル類
●第3章 自律神経の不調を整える精油選びとレシピ
精油を「処方」する前に
副交感神経亢進で起こる不調
1 冷え、むくみ
2 だるい、やる気が出ない、疲れやすい
3 偏頭痛や気象病による不調
4 アレルギーによるかゆみや炎症のケア
5 咳や喘息など呼吸器系のトラブル
6 下痢などの消化器系の不調
交感神経系が過剰で起こる不調
1 冷え、むくみ
2 便秘、消化不良、胃痛などの消化器系の不調
3 肩こり、頭痛
4 高血圧、緊張による動悸、頻脈
5 イライラ
6 不眠、睡眠の質の低下
7 疲労、疲れやすい
8 時差ぼけ、夜勤などによる体内時計の不調
自律神経の乱れ(バランス調整)
●第4章 ホルモン系、免疫系の不調を整える精油選びとレシピ
ホルモン系の不調
1 PMS
2 生理痛、月経困難症
3 生理時の不快な匂い(デオドラント)
4 更年期の症状
5 無月経、揮発性月経、若年性更年期(40歳以下)
6 慢性疲労
7 不眠、睡眠の質の低下
免疫系の不調
免疫のしくみ 〜免疫は、外敵と戦う防衛軍〜
自律神経と免疫
1 風邪・インフルエンザの予防
2 花粉症(アレルギー、かゆみ)
3 風邪の諸症状(鼻づまり、のどの痛み、咳など)
●第5章 神経系意外にも効果的な芳香成分
皮膚バリアの基礎知識
皮膚バリアの低下を防ぐアロマセラピー
毎日の肌のケア
肌のバリア機能低下で起こる肌トラブル
1 かゆみ、アトピー肌、乾燥肌
2 湿疹、じんましん、アレルギーの肌トラブル
3 内出血のあざ、傷跡の治りが遅い
●第6章 30種類の精油の特徴と働き
精油の表の見方
1 イランイラン/2 オレンジ・スィート/3 カモマイル・ローマン/
4 クラリセージ/5 クローブ/6 サイプレス/
7 シナモン・カッシア/8 ジュニパー/9 ジンジャー/
10 ゼラニウム/11 ティートゥリー/12 ネロリ/
13 バジル(スィート・バジル)/14 プチグレン/
15 ブラックスプルース/16 フランキンセンス/17 ペパーミント/
18 ヘリクリサム(イモーテル)/19 ホーウッド/
20 マジョラム(スィート・マジョラム)/21 マンダリン/
22 ユーカリ・ラディアタ/23 ユーカリ・レモン/24 ラヴィンツァラ/
25 ラベンダー・アングスティフォリア/26 レモン/27 レモングラス/
28 ローズ(ローズ・オットー)/29 ローズマリー/30 ローレル
禁忌について
●おわりに 心と体に自然の力を
参考文献
症状別索引
●コラム
最新の最新の自律神経理論「ポリヴェーガル理論(多重迷走神経説)」
植物の進化と植物成分
ケモタイプについて