著者:マリオン・ローゼン
判型:四六判
頁数:232頁
筋肉も、経験や感情を記憶している!
ボディワークと心理療法を結ぶメソッド!
優しく、愛に満ちた「ローゼン・タッチ」。マリオン・ローゼン(1914-2012)が、長年にわたる理学療法士としての経験をふまえて作り上げた、米国の代表的なボディワーク。人に優しく触れるという最古のコミュニケーション手段で、身体と心の奥底につながります。心理的な原因によって硬くなっている筋肉に優しく触れて心の奥底に抱え込んでいるものを浮かび上がらせ、筋肉の緊張を緩めていきます。身体の不調の根本原因にアプローチし、本来の自分を取り戻すことができます。
CONTENTS
序文 クラウディオ・ナランホ(医学博士)
はしがき スーザン・ブレナー(執筆協力者)
はじめに マリオン・ローゼン
日本語版への挨拶 メアリー・ケイ・ライト(ローゼン・インスティテュート)
Chapter1 ローゼンメソッドの源流
Chapter 2 すべての可能性に生き生きとした感覚を持つ
ローゼンメソッドとは?
何がローゼンメソッドをそれほど力強いものにしているのか?
ローゼンメソッドと他のボディワークとの比較
どうして人々はローゼンメソッドのセッションに来るのか?
Chapter 3 隠された宝石を発掘する:ローゼンメソッドの主要な構成
開く手段としてのタッチ
受容としてのプレゼンス
言葉の役割
無意識を人生に持ち込むことによる変容
内にある愛を見つけること
Chapter 4 実践におけるローゼンメソッドを概観する
身体をリーディングする
好奇心、共感、そして愛をもって触れる
子ども時代のトラウマに関連する感情と記憶に取り組む
Chapter 5 どのように人は自分の身体に宿っているのかを見る
ブルックリンの胸
反抗的な姿勢
うつ状態の姿勢
隠れる姿勢
不安の姿勢
Chapter 6 筋肉、緊張、感情的態度、そして呼吸
演じられている呼吸
ガイガー・カウンターとしての横隔膜
Chapter 7 障壁を乗り越え新たな可能性を開く
愛することへの障壁
表現することへの障壁
親密さへの障壁
障壁を取り除く手助けに適したタッチ
境界(バウンダリー)とワークする
開いていくときに真実をシェアする
Chapter 8 身体的な痛みと感情的な痛み
症状としての痛み
心身症的(サイコソマティック)な病気
病気と免疫システム
心臓の問題
喘息
パーキンソン病
Chapter 9 ローゼンメソッドを教える
見ることとすることを通して学ぶ
個人的な成長を通して学ぶ
緊張の意味を理解することを通して学ぶ
すべてをまとめて考える
指導(スーパーヴィジョン)
Chapter 10 ローゼンメソッドへの多様な見方
ローゼンメソッドと聴くことの力 グラハム・ベル(医学博士)
人生にイエスと言う ジュリアンヌ・A・ヌープ
忍耐、真正性、そして信頼感 ロティ・ヴィアーレ
付録:筋肉図