著者:小沢隆、辻良史
判型:四六判
頁数:180頁
ヨガと武道が、最高のマインドフルネスを実現する!
自己と向き合い、他者と向き合う。ヨガと武道でメンタルは完成する!
メンタル・トレーニングの世界に一石を投じる、新たなココロの変革書!
武道人へのヨガのススメ。ヨガ人への武道のススメ。心を真に強くする、絶妙なる組合わせ!
武道もヨガも、単なるフィジカル・トレーニングにあらず!
古来から、強烈なメンタル・トレーニングとしての側面をもっていた両者が出会う時、何をやってもうまくいかなかった「心の強化」がついに実現する!
CONTENTS
●第1章 試合で力が出せる人と出せない人(小沢隆)
1 無敗の女王が敗れた時
2 勝ち続けられる人とそうでない人の違い
3 本当の強さは目に見えないところに宿る
4 臍下丹田の重要性
5 呼吸法で臍下丹田を強化、ヨガとの「出会い」
6 一人稽古だけでも対人稽古だけでも強くなれない
7 勝利だけを追い求める人生はむなしい。勝ち負けを超えた世界へ
●第2章 人はなぜ緊張してしまうのか? —プレッシャーと脳の科学(辻良史)
1 緊張はどういった場面で生じるのか?
2 “ここ一番”では脳に何が起こっているのか?
3 “勝ちたい”という執着を手放せば勝利が舞い込む
4 目の前の行動だけに没頭してパフォーマンス・アップ
5 お釈迦様が開発したメンタル・トレーニング
●第3章 メンタルを強くするには?(辻良史)
1 達人の脳とは?
2 「マインドフルネス」でプレッシャーを無力化!
3 ストレスが人を強くする!
4 「マインドフルネス」で脳がパンプアップ!
●第4章 ヨガとは何か? —フィットネス?ストレッチ?宗教?(辻良史)
1 ヨガとは何か? —なぜ人はヨガをするのか?
2 ヨガの歴史 —ストレス環境がヨガを生んだ
3 ヨガの流派 —伝統的ヨガとモダンヨガ
4 “伝説”のヨガ「クンダリーニヨガ」!
5 ヨガ的メンタル・トレーニング
●第5章 クンダリーニヨガの理論と実践(辻良史)
【理論編】クンダリーニヨガの基礎知識 これだけは押さえよう!
1 クンダリーニ(先天の気)とプラーナ(後天の気)
2 ナーディ
3 チャクラと臍下丹田
【実践編】メンタル・トレーニングとしてのヨガ
1 正しい腹式呼吸の習得
2 ヨガ秘伝の呼吸法「火の呼吸」!
3 脳を活性化させる「バンダ」
4 入門ヨガ—準備的ヨガで循環を促す
5 メンタル強化ヨガ—本格的なセット・メニューで全身のエネルギーを高める
●第6章 ヨガを武道へ応用する(小沢隆)
1 ヨガ呼吸と武道呼吸
2 火の呼吸 ヨガの座法(座り方)と正中線の獲得
3 ストレッチ・ポーズ 技の発力、インパクト時の強化
4 アーチャー・ポーズ 張力、胸と腹の張り、股関節の外旋
5 フロッグ・ポーズ ヨガ式スクワット、脱力、膝の抜き、抜重
6 バンダ呼吸(ムル・バンダ、ウッディヤーナ・バンダ、マハ・バンダ) 呼吸力の養成、丹田を釣る感覚
7 リラックスヨガ シャヴァ・アーサナ、瞑想、肌感覚、身体感覚の向上
8 セラバンダンダ・クリア
9 “集中する”ってどういうこと?
●第7章 “対人”から養われるメンタリズム(小沢隆)
1 “対人”がもたらしてくれるもの
2 武道の〝マインドフルネス〟
3 “制空圏”に踏み込め!
4 宮本武蔵に学ぶ勝負ストレスの重要性
5 宮本武蔵の強さは一人稽古と真剣勝負(試合)のバランスにあり
6 ストレスとフィードバック
7 相手に触れてわかること
●第8章 メンタル・トレーニングの最新型 “サイバーヨガ”(辻良史)
1 最高の精神状態“ゾーン”とは?
2 リラックスしつつ集中力を高める3つの科学的アプローチ「サイバーヨガ」
3 “見える化”カウンセリング「ストレス・プロファイル」で脳のタイプ別診断
4 ACミランの秘密の脳トレ・ルーム「マインド・ルーム」
5 己を知り、フィードバックさせることの大切さ
小沢隆(おざわ たかし)
1963年生まれ。1999年、空手道禅道会を発足。日本最大の総合格闘技団体に拡大させ、幾多の名選手を育て上げる。引きこもり、家庭内暴力児などの自立支援施設、”ディヤーナ国際学園”を開設し、武道と心理カウンセリングを融合させた教育スタイルは内外から高い評価を受けている。
著書:『バーリトゥードKARATE』『武道の心理学入門』(BABジャパン)
辻良史(つじ よしふみ)
1976年生まれ。博士(体育科学)。クンダリーニヨガの第一人者ヨギ・バジャン師に師事、2003年日本人男性として初のクンダリーニヨガ(ヨギ・バジャン伝)指導者認可を得る。2012年、筑波大学発のベンチャー企業として最新鋭のメンタル・トレーニングと伝統的なヨガの理論を融合させた「サイバー・ヨガ研究所」を設立。「ヨーガと脳機能、競技パフォーマンスの関係」についてアスリートを対象に研究・指導を行なっている。