日本人が書いた中医鍼灸実践マニュアル 上巻

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開業鍼灸師のためのガイドBOOK



著者:若杉寛
判型:B5判
頁数:308頁


日本人向けに使いやすく整理した
“現場”の実践手引き書!


「中医鍼灸」とは、中国の伝統的な医学(中医学)に基づく鍼灸であり、鑑別法や治療法が整理・体系化されているため、初学者でも一定の効果を上げることが可能。
本書では、食欲不振、便秘、頭痛、不眠、冷え症、頻尿など、特に日常生活で起こり得る症状を網羅。
わかりやすく、応用しやすく、毎日の臨床にすぐ役立つ中医鍼灸治療学を紹介。
本シリーズは、臨床現場でよく見られる多くの症状を挙げ、鑑別、弁証、治療目的決定、取穴、手技を行うという中医鍼灸の“ 理・法・方・穴・術” を解説する鍼灸師必携の手引き書です。


CONTENTS

第1章 消化器科系症状 消化器科系症状 問診と鑑別のポイント
  食欲不振/悪心嘔吐/からえずき(乾嘔)/
  のどに酸っぱい液体がこみ上げる(呑酸)/ゲップが多い(噯気)/
  しゃっくり(呃逆)/胸焼け(嘈雑)/腹部膨満感(腹満)/
  お腹が冷える(腹冷)/お腹が鳴る(腸鳴)/胃の痛み(胃脘痛)/
  臍周辺の痛み(臍腹痛)/下腹部中央の痛み(小腹痛)/
  下腹部両側の痛み(少腹痛)/側胸部の痛み(胸脇痛)/
  腹部にできる塊(癥瘕積聚)/食後すぐにおこる空腹感(消穀善飢)/
  食事中や食後すぐに眠くなる(食後困頓)/口臭/口内炎(口舌生瘡)/
  便秘(大便秘結、排便困難)/下痢(泄瀉)/大便失禁/
  テネスムス(裏急後重)/血便(大便下血)/膿血性の下痢(膿血便、痢疾)/
  嘔吐と下痢(霍乱、上吐下瀉)/内痔核・外痔核(痔疾、肛門生痔)/脱肛

第2章 泌尿器科系症状 泌尿器科系症状 問診と鑑別のポイント
  頻尿(小便頻数)/夜間多尿/尿失禁(小便失禁)/夜尿症(遺尿)/
  小便の切れが悪い(尿後余瀝)/尿量減少(小便不利)/
  排尿困難・尿閉(癃閉)/排尿痛(淋証)/小便清長/
  小便黄赤/血尿(尿血)/ED・勃起障害(陽萎)/早漏(早泄)/
  遺精/不射精/陰挙不衰/陰冷/外陰部の収縮(陰縮)/
  陰茎の疼痛と痒み(茎中痛痒)/陰嚢の痒み(陰嚢掻痒)/
  睾丸脹痛/精液に血液が混じる(血精)

第3章 内科雑病(不定愁訴)
  頭痛/頭重感、頭が重い(頭重)/頭が脹る(頭脹)/
  頭が揺れる(頭揺)/頭鳴(脳鳴)/頭の下垂(頭傾)/
  めまい(眩暈)/不眠(不寝)/いつも眠い(嗜眠)/
  夢をよく見る(多夢)/物忘れ(健忘)/認知症/
  よくため息をつく(善太息)/寒がる・冷え症/熱がる・発熱/
  潮熱/五心煩熱/よく汗をかく(発汗・大汗)/
  なにもしていないのに汗をかく(自汗)/寝汗をよくかく(盗汗)/
  頭顔面部だけに汗をかく(頭汗)/脇の下によく汗をかく(腋汗・腋臭)/
  前胸部に汗をかく(心胸汗出)/手掌・足底に汗をかく(手足汗出)/
  疲労倦怠感(疲乏)・疲れやすい(易疲労)/身体が重だるい(身重感)

教則資料 中医鍼灸治療の進め方 中医鍼灸を修得するコツ
臓腑弁証の基礎
八綱弁証
気血津液弁証
六淫(外感)弁証
五臓の生理作用と病理状態
六腑の生理作用と病理状態
奇恒の腑
臓腑間関係
補瀉手技
刺鍼による響き


若杉 寛(Wakasugi Hiroshi)
はりきゅうマッサージ「すこやかな森」院長。東京衛生学園専門学校臨床教育専攻科非常勤講師(中医鍼灸臨床指導)。2008 年、中医鍼灸東京健鍼会を設立。臨床家の立場から“かみ砕いたわかりやすい言葉で毎日の臨床にすぐに役立つ”ことをモットーにした中医鍼灸臨床セミナーが好評を博している。


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