香りとタッチングで患者を癒す
命のそばで寄り添うケアリングとは
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著者:相原由花
判型:四六判
頁数:240頁
誰にでも人を癒す力があります
現在、病院や医療施設では、補完医療を導入し、一人ひとりの患者に合った治療を提供しようという動きが高まっています。
アロマセラピーはその中でも注目度の高い補完医療のひとつ。
アロママッサージによって患者の治癒をサポートする「臨床アロマセラピスト」の存在は、今後ますます重要になってきます。
実際に臨床アロマセラピストの仕事につくためのノウハウを、日本で最も活躍する現役セラピストが体験をもとに紹介。
患者のケア、キュア(治療)に携わる人におすすめの一冊です!
「患者さんの回復は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、栄養士との連携の賜です。その中で臨床アロマセラピストは『泣ける場所』をつくり、『不安からの解放』を手伝い、もう一度生きようと思ってもらえるよう『支え』になることが仕事なのです」(本文より)
「先生、怒らんと聞いてな。アロマセラピーをするって聞いたときは、はっきりいって期待していなかったんですよ。こんなにいいものって知らんかったから。今は、何でか分からんけど、僕も女房も優しくなったっていうか、すべてのものに感謝できるようになったんですよ。不思議やわ。これからの人生大事にしていきますわ」。そう言って、Sさんは坊主頭の横に力強くピースサインを出して、車椅子で病室に戻っていかれました。
(本文より:30代男性・がん患者の言葉)
CONTENTS
第1章 ナラティブ(語ること)の大切さについて
第2章 臨床アロマセラピストってどんな仕事?
第3章 私が臨床アロマセラピストになるまで
第4章 さまざまな患者さんとの関わり
患者さんとの関わり1 ~心療内科・慢性疼痛~
患者さんとの関わり2 ~心療内科・パニック障害~
患者さんとの関わり3 ~心療内科・摂食障害~
患者さんとの関わり4 ~婦人科・不妊症~
患者さんとの関わり5 ~緩和ケア科・がん~
第5章 臨床アロマセラピストに期待されること
第6章 これからの臨床アロマセラピストたちへ
相原 由花(あいはら ゆか)
AHCPホリスティックケア総合学院学院長。関西医科大学心療内科研究員、JPAS(Japan Professional Aromatherapist Society)常任理事、ホリスティック医学協会専門会員、アロマケアルーム「NaturalFlora」主宰、英国ITEC認定アロマセラピスト、英国リフレクソロジー協会認定リフレクソロジスト。